気候レジリエント開発研究部門
<目標>
「気候変動影響予測に基づく適応・緩和研究の推進と、社会実装の先導」
ますます深刻化する気候変動に対し、適応策と緩和策を統合的に推進することで、地球および地域における「気候レジリエントな開発(Climate Resilient Development: CRD)」の実現を目指します。地球システムの解明から、災害・農業等の影響評価、政策提言に至るまで、学際的・超学際的な研究を展開します。
<概要>
気候レジリエント開発研究部門は、気気候変動への適応・緩和と持続可能な開発を同時に追求する「CRD」の概念を、研究・教育・社会実装の中核に据えています。気候変動の脅威に対する社会・経済・生態系の脆弱性を低減し、持続可能な発展を実現することが私たちのミッションです。
地球規模の急激な環境変動や自然災害に対し、自然環境と人間社会のレジリエンス(回復力・強靭性)をいかに構築するかを探求し、地球規模の課題に「地域から応答する研究拠点」として機能します。
<部門紹介>
気候レジリエント開発研究部門では、気候変動の適応策・緩和策を中心に、防災・減災、環境教育など多様な研究分野を扱っています。茨城大学に設置された「茨城県地域気候変動適応センター(iLCCAC)」とも密接に連携し、地域の適応計画策定支援や影響予測など、研究成果の社会実装を強力に推進しています。
これまでも「気候変動影響予測・適応評価の総合的研究(S-18)」をはじめとした多くの研究プロジェクトに参画し、環境省の「第三次気候変動影響評価報告書」の策定に貢献するなど、国や地域の気候変動対策に直結する大きな成果を生み出してきました。
現在、本部門が取り組む研究課題は、学内各部局・研究機関との共同研究、国内外のフィールドを対象とした調査研究、個人研究など多岐にわたります。参画する研究者や関係者が集い、学際・超学際的な研究活動を推進する「共創の場」として、具体的に以下のような多角的な研究を展開しています。
■ 気候変動適応・緩和と国際連携
気候変動適応研究や、カーボンニュートラル実現に向けた研究を推進しています。海面上昇等に対する適応策の経済・統合評価をはじめ、ベトナム・日越大学の「気候変動・開発プログラム」との連携、世界の農地における影響評価など、グローバルな視点での共同研究を展開しています。
■ 防災・減災と気象・水文予測
気候変動に伴う気象・河川流出予測の高度化や、衛星画像を活用した高潮等浸水シミュレーション用データの生成に取り組んでいます。また、過去の災害記憶を未来のレジリエンス構築へ繋ぐシステムの構築や、最新のICT(ミリ波レーダ、無線センシング等)を活用した最先端の環境・防災センシング技術の開発も行っています。
■ 地域・教育現場における実践的研究
身近な気候変動への適応策として、学校現場、農作業現場、地域のまちづくりにおける実践的な「暑熱対策」の研究に取り組んでいます。
~学生へ向けて~
頭と口を動かすことに加えて、むしろ、先立って、体を動かしましょう!物事、実践の中に活路あり。学ぶことを学んでみましょう。一つの素朴な疑問でも、大きな課題でも、とことん掘り下げて考えたり取り組んだりした体験のみが本当の成功を導きます。
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小寺 昭彦■■■ |

