愛媛大学の熊野准教授、田村GLEC准教授、国立環境研究所の井上主幹研究員、横木理工学研究科教授による研究が令和3年度土木学会論文賞を受賞しました。

海面上昇は地球温暖化の主要な懸念要因の一つであり、とりわけ、国土の喪失を意味する沿岸低地や湿地帯の水没に対する有効な適応策が模索されてました。また、近年、生態系を活用した適応策(ecosystem-based adaptation)を重視する傾向が強まっており、その根拠となる有効性や経済的メリットの検証が求められています。本論文は、こうした世界的な要請に応えて、112カ国・地域の沿岸域を対象にして、海岸堤防とマングローブ(グリーンインフラ)を活用した適応策の有効性と費用効率性を評価しました。

茨城大学WEBにも、速報およびインタビュー記事が掲載されています。