水戸芸術館で環境をテーマにした「道草展:未知とともに歩む」が開催されました。同館HPでは、「異常気象や環境汚染など、今日、人間の営みが環境に与える影響はその在り方を問われる重大な局面を迎え、政治や経済に対して積極的な対策を求める声が世界各地で上がっています。本展は、このような社会的意識の高まりを背景に、植物への関心やフィールドワークから生まれた現代美術作品を通して、人間がその環境とともに歩んできた道のりを考察する展覧会です」と説明されています。
この企画については、企画段階の2019年度中に、同館学芸員の後藤桜子氏から伊藤哲司ICAS機関長(当時)に相談があり、資料提供等の協力が要請されました。コロナ禍ゆえに会期が短くなり、当初は予定していたワークショップが開かれないなど規模の縮小が図られたのですが、「道草資料室」と名付けられた展示に、茨大教員がそれぞれの専門を活かして提供したパネルが展示されることになりました。
環境共創を謳っているGLECにとって、前衛的なアートの中心的存在のひとつである水戸芸術館とのコラボが実現したことは画期的でした。なおパネル作成には、GLECの蓮井誠一郎、加納光樹、原口弥生、若月泰孝、伊藤哲司に加えて、人文社会科学部の田中耕市先生、理学部の及川真平先生、農学部の成澤才彦先生にご協力いただきました。記して謝意を表します。
このほか、「道草展」に出品されたロー・ヨクムイ氏の映像作品「殖物」では、GLECの西野由希子(人間・社会経済部門長、人文社会科学部)が日本語翻訳を担当しました。
水戸芸術館 道草展HP
https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5110.html
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