午前中は、国交省下館河川事務所より、2015年関東東北豪雨の被害状況、鬼怒川堤防の復旧、復興事業について説明いただきました。日本は急峻な地形で雨量も多いため、歴史的にも水害が起こりやすく、利根川東遷などの治水、利水事業が古くから行なわれてきました。こうした背景を説明後に、2015年関東東北豪雨で決壊した堤防の復旧、復興事業の概要を紹介いただきました。9月10日の堤防決壊後、応急復旧を約2週間で完了する現地対応の迅速さ、その後の強化復旧の過程や技術などにVJU学生からは感嘆する声が聞かれました。また、「マイタイムライン」、「逃げキッド」を活用した常総市での防災・減災の取組を紹介いただきました。MCCD学生は防災ツール「クロスロード」を講義で知っていましたが、もう一つの防災ツールである「マイタイムライン」について関心を持ち、熱心な質問が多数出ました。

午後は、株式会社新星コンサルタントにて、災害発生時のUAV活用などを講義いただきました。新星コンサルタントでは、安全で低空飛行のできるUAVを2015年9月関東東北豪雨の直後から定点観測を継続し、リアルタイムモニタリング、映像記録を蓄積しています。これらを写真測量やリモートセンシングに活用して、災害だけでなく農業などにも応用可能です。こうした技術の応用事例の広がりなどにVJU学生も高い関心を持ちました。

 

 

 

 

 

 

 

朝日新聞デジタル版に記事が掲載されました

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