ICASサポーターズのみなさま

 12月になりました。いかがお過ごしでしょうか。よいかんじで一年を締めくく
りたいものですね。少し遅くなりましたが、11月号をお届けします。朝晩冷え込
みも厳しくなって参りました。どうぞご自愛ください。
 
 ICAS機関長
 伊藤哲司(tetsuji.ito.64@vc.ibaraki.ac.jp)

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┃┏╋┓┗┛ 【ICASメールマガジン Vol.43】2019年11月号 ┗┛┏╋┓┃
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 枯葉舞い散る季節となりましたが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか。
 今月号は、「日越大学インターンシップ」の報告、「気候変動国際セミナー」
の案内等を記載します。どうぞ最後までご覧ください。
 年末に向け、ますますご多用のことと存じます。くれぐれもお身体に気を付け
てお過ごしください。(今井葉子)

――◆◇ 【報告】茨城大学令和元年台風19号災害調査団の活動 ◆◇――――
 10月12日(土)に上陸・通過した台風19号は、茨城県下にも大きな被害をもた
らしました。三村学長が座長となり「茨城大学令和元年台風19号災害支援チー
ム」が発足しました。そのなかに位置づけられた調査団は、5つの計画研究に3つ
の公募研究が加わり、グループごとに活動を精力的に展開しています。

共同団長
 伊藤哲司教授(ICAS機関長)
横木裕宗教授(茨城県地域気候変動適応センター長)
団長補佐
 田村誠准教授(ICAS副機関長)
広報
 山崎一希広報室員(広報室)

【計画研究】(括弧内はグループリーダー)
① 被災過程解明グループ(理・小荒井衛教授、工・横木裕宗教授)
② 農業・生態系グループ(農・成澤才彦教授)
③ 情報伝達・避難行動グループ(理・若月泰孝准教授、人文・伊藤哲司教授)
④ 住民ケア支援グループ(教育・金丸隆太准教授)
⑤ 文化財レスキューグループ(人文・添田仁准教授)

【公募研究】
⑥台風19号茨城水害における災害支援に対する自治体の情報発信と報道力の関係
-茨城県における自治体の「受援力」強化のために(人文社会科学部・村上信夫
教授)
⑦茨城県における洪水に対する地域強靱化の提案(理工学研究科・金利昭教授)
⑧台風19号による県内中小企業の被害状況を踏まえた事業継続計画(BCP)に関
する調査研究(研究・産学官連携機構 赤岩正樹特命教授)

 https://www.ibaraki.ac.jp/hagibis2019/researchers/index.html

 マスコミ等からの関心も高く、発災から2ヶ月たつ時期に合わせ、12月11日
(水)16時半~18時に水戸キャンパス・図書館ライブラリーホールで第一回報告
会を開くことになりました。どなたでもご参加いただけます。またチラシができ
たときには配信させていただきます。(伊藤哲司)

――◆◇【報告】日越大学学生のインターンシップ(10/28~12/13)◆◇――
 10月28日から始まった、茨城大学におけるMCCD学生の日本インターンシップも
いよいよ終盤を迎えております。20名いた学生ですが、9名が11月13日に、7名が
11月22日に帰国いたしました。
 11月の滞在中には、関彰商事等の企業訪問や県の農業センター視察を行い、茨
城県庁での知事表敬の際には日越大学からの寄付金を知事に贈呈させていただき
ました。その時の様子が県庁HPに掲載されています。(トップページ・県政ホッ
トニュース)

 http://www.pref.ibaraki.jp/seikatsukankyo/kokusai/koryu/2019_nichietsudaigaku.html

 東京において開催されたJICA主催の日越大学第3期インターンシープ生来日記
念交流会・企業個別面談会では、MCCDの学生のChiさんが学生代表として日本語
でスピーチを行いました。
 現在、2名の学生が阿見キャンパス、5名の学生が水戸キャンパスでそれぞれ修
士論文に向けた研究を行っております。12月11日(水)に7名の学生がインター
ンシップにおける学習成果を発表する報告会を水戸キャンパスのICAS講義室にて
行いますので、是非ご参加ください。時間など詳細につきましてはICASまで、お
問い合わせください(竹内亮・水永啓子)

――◆◇【案内】ハノイでの気候変動国際セミナー(1/9~10)◆◇―――――
 アジア・アフリカ研究拠点形成事業(学術振興会)による2回目の事業として、
ベトナムのハノイ天然資源環境大学(HUNRE)と共催で国際セミナーを開催する
準備を進めています。テーマは「Natural resources and disaster risk
management in the context of climate change」で、フィリピン・タイ・イン
ドネシアから研究者を招聘します。HUNRE側も、韓国人研究者などを招聘すると
しており、ネットワークの輪が広がりそうです。初日は、気候変動の影響を受け
ているハイフォンの沿岸地域を視察し、2日目は安原先生によるKey-noteスピー
チをはじめ、日越大学学生らによるポスター発表なども見込んでいます。なおこ
の事業は来年度まで続き、最終年度は茨城大学で国際セミナーを開催する予定で
す。(伊藤哲司)

――◆◇【案内】国文学研究資料館との共同シンポジウム(2020/2/13)◆◇―
 国文学研究資料館との共同シンポジウムの日程が2月13日(木)に決まりました。
国文学研究資料館とICASは、2017年5月に学術交流協定を締結し、「歴史資料を
活用した減災・気候変動適応に向けた新たな研究分野の創成」というテーマで異
分野融合の共同研究を行なっています。2017、18年度は茨城大学図書館でシンポ
ジウムを開催しましたが、今回は2月13日に国文学研究資料館にて開催します。
プログラムの詳細は後ほどお知らせします。(田村誠)

――◆◇【案内】第13回学生サステイナビリティフォーラム
        @水戸(2020/2/27)◆◇―――――――――――――――
 ICASでは、持続可能性(サステイナビリティ)の諸課題の解決に向けた取り組み
の一環として、学部生・大学院生が分野の枠を越えて行う研究交流「学生サステ
イナビリティフォーラム」を毎年開催しています。本フォーラムでは、さまざま
な部局の学生が他分野の人に分かりやすく研究・活動内容を伝える技術と、他分
野の意見に触れて自らのテーマに閉じこもらない広い視点を身につけることを目
的に一堂に会して、ポスター発表を行います。第13回学生サステイナビリティフ
ォーラムは、2020年2月27日(木)に水戸キャンパスで開催予定です。(堅田元
喜)

――◆◇【研究活動報告】JAつくば市谷田部営農センターでの意見交換会
           (2019/11/14) ◆◇――――――――――――――
 文科省SI-CATのグループである農学部の増冨祐司准教授、田村誠ICAS准教授、
今井葉子研究員らは、適応策の担い手であるJAや水稲を生産する農業者の皆さん
との意見交換会を開催しました。意見交換会には国の研究機関(NARO)、県の研
究機関(農業総合センター)、茨城県地域適応センター、報道各社から多数のご
参加をいただきました。
 気候変動に備えた適応策や計画を策定するために、地域において実際にどのよ
うなことが必要とされ、何をすべきなのか、という情報を共有していく機会とな
りました。会議では各セクターから多くのご意見・ご質問があり、関心の高さが
うかがえました。とくに、農業者の方から温暖化の影響の一つとして近年の高温
障害に加えて、虫害に関する質問があり、農産物の品質に及ぼす一因として虫害
被害の影響を調べて欲しいとの要望が挙げられたことが印象的でした。研究者の
視点と適応の担い手である地域のニーズをすり合わせていくことは適応には欠か
せないポイントであると感じました。
 このような意見交換の場を活用し、地域や関係機関と連携した研究を積極的に
すすめていけるとよいと思います。(今井葉子)

――◆◇ 新スタッフの着任 ◆◇――――――――――――――――――――
 この11月に新しくスタッフ2名が着任しました。自己紹介を寄稿してもらいま
した。

★槇田容子さん(適応センター産学官連携コーディネーター)★・・・・・
 2019年11月付で着任しました、槇田と申します。合わせて千葉県から水戸に引
っ越してきました。水戸には十数年前の社会人1年生の時に営業として配属され、
住んでいたことがあります。また水戸で暮らすことになろうとは夢にも思いませ
んでしたが、これも縁だと感じています。
 現在は「日本の開発援助(主にインフラ)と気候変動適応策主流化」について
研究中で、今年度修士課程を終える予定です。前職はJICAで、今後も気候変動分
野でODAに関わっていきたいと思っています。大学での業務は初めてでご迷惑を
おかけすることもあるかと思いますが、ご指導のほどどうぞよろしくお願いいた
します。

★ラッジ聡子さん(日越大学関連事務スタッフ)★・・・・・・・・・・・・
 11月1日よりお世話になっておりますラッジ聡子と申します。温かく迎えてい
ただきありがとうございます。ベトナムには以前から興味があり、日越大学関連
スタッフの一員としてお仕事をさせていただける事を大変嬉しく思っています。
旅行が趣味なのですが、次の渡航先はハノイ・ホイアンを、と考えています!
 至らぬ点も多々あるかと思いますが何卒よろしくお願い致します。

――◆◇ 編集後記 ◆◇――――――――――――――――――――――――
 2019年も残り1ヶ月となりました。日越大学学生によるインターンシップ、台
風19号災害調査団の活動、新機構設立のための準備室会議など、昨年度にはなか
ったことが重なり、慌ただしく年末を迎えました。さまざまな活動へのご参加・
ご協力ありがとうございます。研究員や事務スタッフのみなさんにも、多大なご
協力をいただいております。感謝いたします。
 メルマガVol.43はいかがだったでしょうか。このメルマガに対してご意見・ご
要望があれば、ぜひお寄せください。ご寄稿もお待ちしております。お問い合わ
せ等は、下記のメールアドレスまでお願いします。(機関長・伊藤哲司)

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