11月17日に、オンライン上にてアジア・アフリカ国際セミナー「東アジア・東南アジアにおける気候変動適応と発展~」が開催されました。
今年で3年目を迎えるアジア・アフリカ拠点形成事業。本来は、茨城大学へ一堂に集まり開催する予定でしたが、コロナ禍によりオンラインでの開催となりました。
参加者は、学内教職員、MCCD教員・学生(ベトナム)、タイ、フィリピン、バングラデシュ等の研究者からなる総勢約100名(うち水戸キャンパス会場からの参加人数は約50名)が集いました。
初めに各国の気候変動を専門に持つ研究者による基調講演が行われました。フィリピン人研究者からは、地域レベルの適応策(防災)の取り組みの様子が発表されました。
講演後には、日越大学・MCCDプログラムの学生によるフィールド調査の実況中継が行われました。実際に台風被害を受けたホイアンにて、現地の方へのインタビューを行うなど、とても臨場感のある中継でした。
その後、3テーマに分かれての分科会では、自身の専門分野や興味・関心のあるオンラインルームに分かれて、参加してもらいました。
特に、アジア若手研究者ネットワークの分科会では、茨城大学の学生も発表をし、日越大学の学生との活発な意見交換が繰り広げられていました。
最後の総合討論では、各分科会からの報告と意見交換が行われ、結びとなりました。
今回、4か国をオンラインで繋いで開催した国際セミナーは初めての試みでしたが、オンライン操作や当日の進行に慣れたスタッフ一同の活躍によりスムーズに進行させることができました。
コロナ禍でのやむを得ないオンラインによる開催でしたが、研究交流のハブとして、新しい形での国際連携の可能性を広げることができたと思います。
MCCDプログラム第二期生・教員(日越大学)によるフィールド中継(ベトナム中部他)