2023年8月23-25日にかけて、大学院サステイナビリティ学教育プログラム(GPSS)「国内実践教育演習」が大子町にて開講されました。
GPSSの国内実践教育演習は、地域の持続可能性に関わる課題の解決に取り組む大学院修士課程の科目です。2009年度のGPSS開始以来、大洗町(2009-11年度)、行方市(2012-13年度)、茨城町(2014-17年度)、常総市(2018ー22年度)で本演習を開講し、学生の学習とともに数年かけて地域にも成果を還元することを目指しています。
大子町での国内実践教育演習は今年度が初めてであり、大子町営研修センターを拠点に大学院生7名(人文社会科学研究科5名、理工学研究科2名)、教員4名が(1)地域防災、(2)気候変動の2班に分かれて、地域の方々へのインタビュー調査、グループワーク等を行いました。8月1日にも日帰りで事前調査を行い、今回が2回目の大子町訪問となりました。
地域防災班は、大子清流高校生2名も一部参加し、大学院生と一緒に2019年台風19号の被害とその対応、将来的なまちづくりに関するインタビュー調査、意見交換を行いました。気候変動班は大子漆、袋田の滝、リンゴなど農業と観光業に関わる気候変動の実態調査を行いました。
8月25日の午後には、各班が調査結果の速報をまとめたプレゼンテーションを行い、大子町職員や町関係者からも質問やコメントを頂きました。それらを受けて、9月末までにレポート等にまとめていく予定です。
最後になりますが、本演習にご協力くださった大子町役場、町民の方々に御礼申し上げます。