2017年に人間文化研究機構国文学研究資料館と茨城大学地球変動適応科学研究機関(ICAS)は、学術交流協定を締結しました。そこで、同資料館が推進する文科省「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」事業の一環で、「歴史資料を活用した減災・気候変動適応に向けた新たな研究分野の創成」という異分野融合型の共同研究を3年間にわたって実施してきました。茨城大学ICASは地球・地域環境共創機構(GLEC) へ2020年度に改組しましたが、国文学研究資料館とは引き続き「歴史資料を活用した減災・気候変動適応に向けた文理融合研究の深化」というテーマで4年間(2020-23年度)の研究を実施してきました。

2024年度からは「歴史資料・古典籍を活用した減災・気候変動研究」というテーマで研究実施中です。大規模自然災害や気候変動に対して、古典籍・古記録・古文書等から歴史的な災害対応、適応の様相を明らかにし、将来への減災・気候変動対応に向けた文理融合型研究を目指します。あわせて、この分野を推進するためのネットワーク形成と人材育成を推進します。

研究概要(2024年12月作成)